宮本セリーの「ラフな感じでいきましょ」

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阿部慎之介選手、2000本安打達成

巨人の阿部慎之助選手が、8月13日の広島戦でライト前ヒットを放ち2000本安打を達成しました。
阿部選手は2001年にルーキーながら正捕手に定着、プロ17年目での達成となりました。

私が何より素晴らしいと思うのは、キャリアの大半を捕手として出場しながらの達成ということです。
捕手というのは、接触プレーが多いためとにかく怪我が多いのです。
そのうえ、投手の相手をしなければならず、他の野手に比べて打撃練習に割ける時間も少ないのです。
2000本安打を達成する上で、捕手はかなり不利なポジションと言えるでしょう。
その証拠に、長いプロ野球の歴史の中で、捕手の2000本安打達成者は、野村克也氏・古田敦也氏・谷繁元信氏・阿部選手の4人しかいないのです。

そうした捕手としての不利を覆して2000本安打を達成した要因は何でしょうか。
まずは阿部選手の非凡な打撃センスがあると思います。
プロ1年目から打撃には光るものがありました。
間違いなく巨人の4番になれるだけの器だと思いました。
それを証明するように、2012年には打率.340、104打点で、首位打者打点王・MVPを獲得しました。
また阿部選手はホームランバッターでもあります。
プロ17年で通算386本塁打を打っており、あと14本で400本塁打に到達します。
400本塁打は過去18人しか達成していない大記録です。
怪我さえなければシーズン20本塁打は打てる打力は維持してますから、調子が良ければ今シーズン、遅くても来シーズンには達成できるでしょう。
こちらも注目したいです。

また阿部選手は体が頑丈だと思います。
確かに捕手という立場上怪我は多いのですが、シーズンを棒に振るような大怪我をしたことがありません。
阿部選手は2017年8月13日時点で、8089打席に立っています。
プロ17年目ですから、17で割ると1年あたり475.2打席になります。
規定打席を楽に超えるだけの打席に毎年立っているということになります。
近年は一塁手として起用されていることを差し引いても凄いことだと思います。